神道について

ここでは神道や神社一般について宮司の考えを述べさせていただきます。書きかけが多いですがご容赦下さい。

信神…信心が神様のエネルギー

どこの神社のおみくじでも、大抵はとにかく神様を信じることが大事だという内容が書かれていると思います。

「複数の御守を持つと神様が喧嘩しませんか?」

しません。誰か一般人が勝手に作った妄説でしょう。それぞれの願意を託された神様同士が、<話し合う>を通り越して<喧嘩する>というのは神様たちを短絡的に見過ぎており、大変失礼な感覚です。神様は高所から見ておられますので、それぞれの願意の趣旨を把握し、抵触しないように采配してくださるはずです。

しかし、願いが複数でも身体は一つです。同時に複数の作業を手がけること自体はそれほど困難ではないでしょうが、神頼みしなければならないほど難しい目標であれば、できる限り絞って注力すべきではないでしょうか。また、神様同士は喧嘩はしないものの、右手はA神様に引かれ、左足はB神様に引かれと、それぞれの神様がそれぞれ願われた目的の方へお導き・後押ししてくださるので、ちぐはぐとなったり、全体的に時間がかかったりするかもしれません。ではどうすればよいか?計画を自分自身でしっかりと立てることとです。計画を立てる際に、神様同士話し合われ、立案にもそれが現れるでしょうし、両立しやすくなるでしょう。

さらには、願い方を工夫することもできるでしょう。ある願意と他の願意が手段と目的の関係になっている場合です。たとえば、金運と結婚成就を両立させたいとして、それが結婚式の資金あるいは結婚後の十分な生活費を確保するため、ひいては生活基盤をしっかりさせて堂々とプロポーズしたいからという理由であれば、結婚成就のため(目的)に金運がアップすること(手段)が必要というわけですので、神様もあなた自身の体も、そのように動きやすいでしょう。これは、目標が大きい場合に、長期の大目標を願いつつ、目先の小目標とその手段の達成を願うという応用の仕方もできます。

性質上、交通安全などのように現状維持(無事故状態の継続)で十分なものとか、宝くじ的中などのように努力不要ないし懸命な努力までは要しないものであればいくらでも同時並行することができると思います。

もっとも、神話上、不仲エピソードのある場合は注意した方がよいでしょう。

神宮で世界平和や国の安寧を感謝する事

伊勢の神宮の参拝では、個人の願い事をする前に世界平和や国の安寧を感謝しましょうということを聞いたことがある方も多いと思います。なぜそうするべきなのでしょうか?当社なりの考えを述べさせていただきます。

金運を例にお話しますと、国や世界が平和であるということは、まず戦争がないということであり世界経済が発展する下地として大いに重要です。戦争特需というものがありますが、局地的なものであり、一過性のもので、その反動としての不景気が必ず来るものです。そのため穏やかに好景気が継続するためには戦争のないことが必要です。そして不景気というのも不穏なものですので、不景気でないということも平和の重要な要素です。世界的に戦争がなく好景気であれば、世界中の人の金回りが良く、経済活動が活発に行われ、自分の懐具合も良くなっていくわけです。

金運が良くなっていくと若い世代の縁結び運もよくなってきます。少子化の原因の一つには、そもそもの未婚化もありますが、所得に対して子育て費用が大きな負担となるために子の数を少なくするという傾向があります。世界が平和になり金回りが良くなって自分の所得も増えれば、子を多く産む人が増えてくるでしょう。そうすれば、自分の代の縁結び運はともかく、新しく生まれてきた世代の人口が増え、人口が増えるということは相手の選択肢が増えるということになってくるでしょう。そうすると子孫繁栄に繋がっていきます。

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