参拝の方法

一般的な神社での参拝方法のご案内です。

手水

右手に勺を持ち水をすくう。

左手に少し水を掛ける。

左手に勺を持ち替える。

右手に少し水を掛ける。

右手に勺を持ち替える。

左手を軽く握って皿を作り、勺から少し水を入れる。

左手に貯まった水を口に含み、足下に出す。

左手に少し水を掛ける。

勺を立て、右手に水が掛かる。

勺を置く。

参拝

神前にて軽く一礼する。賽銭を入れ、鈴があれば鳴らす(賽銭は音を立ててもよい)。

手を合わせて「祓へ給ひ清め給へ 神(かむ)ながら守り給ひ幸(さきわ)へ給へ」と3唱する。

二礼二拍一拝

軽く一礼する。

※ ここ数年、神社で行儀良く行列をなしていることがありますが、元来、神前で行列を作って並ぶというマナーはありません。同様に、後ろに行列が控えているのに一人ずつ参拝が終わるのを待っている人が見受けられますが、これも元来、そのようなマナーはありません。お賽銭を入れたらばお好きなところでお祈りして構いません。

近年、参拝に行列を作っているのがよく見受けられるようになりましたが、このようなマナーは神社には元来ありません。お行儀良く並んだ方が良さそうだという思い込み・決めつけから一部の参拝者が勝手にやりだした行為です。
賽銭を投入したあとは、境内の心が落ち着くところで祈っていただくのが最も良いです。賽銭の投入も、前の人が祈り終わるのを待つ必要はなく、肩越しに投げ入れても構いません。
賽銭箱が3つとか鈴が5つあるにも関わらず、どうしても真ん中で祈りたいという人が多いようですが、真ん中で祈るのが最も効果的である等の理由であれば、特に意味のない行為です。本殿の方から拝殿(賽銭箱のある方)を見たとき(本殿と拝殿は同一建物状に繋がっている神社が多い)、仮に本殿+拝殿の大きさを幅20m×奥行40mとし、賽銭箱の幅を大きめに見積もって4分の1=5mとし、御神体の位置を賽銭箱から35mとすると、御神体から見て16.26度の範囲に賽銭箱が収まります。人間の水平視野角は約120度らしいので、その7分の1弱であり、両端であってもほぼ真ん前という感覚です。真ん中が脇よりも御利益があるというなら、むしろ本殿脇などの方が御利益がありそうです。そもそも、賽銭箱や鈴は、必ずしも神社側がその数の列を作って並ぶことを望んでいるというわけではありません。
また、賽銭箱等が複数あって空いているにもかかわらず、お祈りするグループごとに祈った方がいいだろうなどと考えて遠慮したり、真ん中で祈りたいなどと考えたりして、後ろに行列が控えているのに前人の参拝が終わるのを待つ人もよく見受けられます。祠ならともかく、混雑している神社で人気食堂のごとく長蛇の列を作ったり、賽銭箱の前が空いているのに前のグループに遠慮しあるいは真ん中参拝にこだわって後ろを待たせるというのは、マナーではなく迷惑行為です。

これは別に当社だけの見解ではありません。
神主も困惑…行列を無駄に長くした「整列しすぎる参拝者」
https://sirabee.com/2016/05/21/122682/

当社では、混雑している神社では行列を作らないことを推奨しております。当社としては、神田明神のような雑多な江戸っ子気質な参拝、誰かが祈っている脇からサッと賽銭を投入し、適当なところで祈る。これがとても好ましいと考えております。

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